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防水の時間 
 ここでは、屋上やベランダで施工される防水工事について、勉強したいと思います。まず、はっきりと伝えたいことは、どのような防水もいつかはやり直さないといけないということです。「私のところは、まだ雨漏りはしていないけれど・・・」とおっしゃる方も多いとは思いますが…
 
1 雨漏りしてからでは遅い
 よく覚えておいてください。 「まだ雨漏りしていないから、しなくて良い」は間違った態度です。 「まだ雨漏りしていないが、10年以上も何もしていないから、やっておくべきか」という方が、建物は長持ちします。 雨漏りはあとからでも止まりますが、部屋内で雨漏りがわかる頃には相当もれており(少量ではわからない)、木構造部分まで傷めてしまう可能性もあります。 次に「雨漏りしたし、明日も降りそうだから、直ぐに防水して欲しい」とおっしゃる方もまた多いのですが、これは無理な注文です。
 
2 一度雨に濡れてしまうと
 2〜3日は下地を乾かさないと、防水工事は出来ない のです。 ここはよくご理解ください。表面が乾いていても、内部に湿気が残っているとあとから防水層が浮いてくるのです。最悪なのは梅雨入りして雨漏りに気づき、「急いでくれ」とは言われますが、梅雨があけるまで応急手当しかできないパターン。何度か覚えがあるのです。無理してやると、後で手直しの連続です。 そして費用についてですが「〇〇防水はu〇〇円でいいのですね」とか言われることもありますが、防水効果が薄れてきても長期間放っておいた場合、下地が相当に傷んでおり、左官補修等、別途費用が発生する可能性が高くなってきます。
 
3 手を入れるのが遅れた場合、費用は高くなっていく
 これは、屋根・外壁等全てのメンテナンスについて言える事です。 ここまで読んでいただいて、早めの対策が必要なことはご理解いただけたと思いますが早いだけでは充分ではありません。 もともとの勾配が取れていない為に、雨漏りしているところもよく見かけます。
 
4 勾配が悪いと、防水層も早く傷むし、結局は漏れてしまう
 これについては、建てたところよりも第三者となる会社にみてもらった方が正しい判断をしてくれると思います。この場合は、何とかして勾配を直さないといけません。
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最後に…
 最後に、一口に防水といっても色々種類があります。それぞれ長所・短所がありますので、何を選べば良いのか難しいと思いますが、性能や特徴を比較した一覧表を作成しましたので、どうぞ参考にして下さい。
防水名 シート防水(密着工法) ウレタン防水 FRP防水
材料 合成ゴムを主原料とした 液状のウレタンで ガラス繊維によって
シート形状のもの メッシュシートをはさむ 強化されたプラスチック
工程 ケレン・清掃 及び 乾燥 ケレン・清掃 及び 乾燥 ケレン・清掃 及び 乾燥
樹脂セメントペースト 樹脂セメントペースト 樹脂セメントペースト
プライマー プライマー プライマー
角部分 シート捨て貼り クロス ポリエステル樹脂(1)
シート貼り付け ウレタン(1) ガラス繊維メッシュ
トップコート ウレタン(2) ポリエステル樹脂(2)
トップコート ポリエステル樹脂(3)
トップコート
長所 ・工場でシートを製造するため、素材・厚さにムラがない ・液状の為、複雑な形状にも対応 ・大変強度が強い
短所 ・ジョイント部分からめくれやすい ・職人により簡易な作業が出来る ・下地の材質により性能が大きく左右される・職人により簡易な作業が出来る
施工性 シート重量が軽く最も施工能率が良い シート防水に比べ施工能率はやや低い 工程が多く、施工能率は良いとは言えない
経済性 材料・施工費とも安価 シート防水の約1.5倍 シート防水の約2.5倍
日常歩行 通常       × 通常   ×
軽歩行対応   〇 軽歩行対応 〇
強度
伸び率
耐候性
耐熱性
耐寒性
耐薬品性
耐磨耗性 △〜〇
下地追従性
平滑性
 
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