お勉強の時間

シックハウスの時間

 『シックハウス』という言葉はみなさんよくご存知ですが、その怖さやしくみはあまり知られていません。ここでは基本的なお話しをさせていただきますので、現在、健康な方ほどよく読んでいただきたいと思います。シックハウスは大きく三つにわかれます。

 ①ハウスダストによるアレルギーなど
 ②VOC(揮発性有機化合物)による化学物質過敏症
 ③電磁波による電磁波過敏症 ・・・ 電磁波の時間をご参照ください

① ハウスダストによるアレルギーなど

 アレルギー、アトピー性皮膚炎、ぜん息など、原因の70%はハウスダストによるシックハウスです。食べ物だけを改善して治るのは、住宅に大きな問題がなかったと考えてください。アレルギーやアトピー性皮膚炎、ぜん息など、食事療法では治らなかったものが、住宅の空気環境を変えるだけで治ってしまうケースが非常に多く見られます。うそだと思うかもしれませんが本当です。

 一般的に、大人で一日平均2kgの食事をとりますが、空気はその10倍の20kgは吸い込みます。体内に取り込む量が全然違うのです。繰り返しますが、アレルギーやアトピー性皮膚炎はシックハウスなのです。住宅の空気環境を改善しない限り、食事だけ注意しても症状は大きくは改善しません。

 シックハウスの最大の原因は、ハウスダストです。ハウスダストとはダニの屍骸や糞尿のことを言います。湿度が70%を超えるとカビの繁殖が増え、カビが増えるとカビを餌にするダニが増え、これがシックハウスの原因となります。床に落ちている髪の毛やほこりもダニのえさです。シックハウス対策は、まず掃除と換気です。

 結露がひどく壁にカビなどが発生している場合、アレルギーやアトピー性皮膚炎に影響している可能性があります。昔のすきま風だらけの住宅ではありませんでしたが、近年の住宅ではよくおこります。特にマンションなどコンクリート造の住宅に多いです。現在は高気密・高断熱であっても結露のしにくい仕様で建てることができますので、工務店の力量が問われます。

 しかし、どれだけ完璧な施工をしても、住まい手様があまり窓をあけない(換気をしない)、加湿器をよく使うなどの生活習慣を持っていますと、どうしても結露はするものなので、生活スタイルの見直しなども必要になるかもしれません。

② VOC(揮発性有機化合物)による化学物質過敏症

 そしてシックハウスでよく知られているのはホルムアルデヒドを含むVOCによる化学物質過敏症です。住宅には様々な建材が使用されており、百種類以上の有害化学物質が室内中の空気に浮遊しています。人間の体は本来、化学物質と調和しないようにできていますが、やはりそこは大したもので、一定量が体内に取り込まれても受容できるようになっています。しかし、その許容量には個人差があります。

 実は、一度体内に入った化学物質は分解も除去もできません。その人の許容量を超えて体内に摂取してしまうと、次から科学物質にふれるたびに化学物質過敏症を発症します。めまい、吐き気、頭痛などです。これは一度なってしまうと現代の医学では二度と治らないので、非常に危険です。いまは大丈夫でも、自分自身が自分の許容量のどこまでを使ってしまっているのかは、誰にもわかりません。ある日、突然発症します。ですから、「私はそんなのまったく関係ないわ」と思っていらっしゃる方でも、いつ自分が化学物質過敏症になるのかわからないのです。花粉症のようなものです。

 そして化学物質過敏症は住宅の新築やリフォームをきっかけに発症することが非常に多いのです。これはぜひ心していただきたいことです。いまが健康な人ほど、そうならないために有害化学物質の少ない住宅を選ぶ、そんなリフォームをする必要があります。

 その危険な有害化学物質の中で特に着目すべきはホルムアルデヒドです。全てF☆☆☆☆(フォースター)の建材を使用しても、室内のホルムアルデヒドは基準値を超えます。必ず超えます。私は何度も計測していますから、言い切ることができるのです。「F☆☆☆☆の建材を使ってますから大丈夫ですよ」とお気楽なトークをしている会社もありますが、不勉強と言わざるを得ません。

 現在、厚生労働省が定めている室内ホルムアルデヒドの基準値は0.08ppm以下ですが、実はこれを守っていても化学物質過敏症は発症します。二〇一〇年七月に開館した東京・永田町の衆参両議員会館では、ホルムアルデヒドが基準値以内であるにもかかわらず、シックハウスを訴える議員が続出し問題になっています。

 アメリカのある研究によると、室内ホルムアルデヒドの濃度が0.04ppmを超えると、子どもの体調に変化がおきやすいそうです。特に、小児ぜん息がひどくなるようです。つまり、0.08ppmをクリアしてもシックハウスのリスクはなくならないし、そもそも普通に住宅を建設すると必ずその基準値も超えてしまうのです。

 住宅会社はまず、自分たちの建てている家がどんな家なのかを知るために、VOCの濃度測定検査をやらなければならないと思います。そして次に、どうすればホルムアルデヒドが0.04ppm以下で家を建てることができるのか勉強しなければなりません。しかし、ほとんどの会社はVOCの濃度測定検査など行っていません。法的に何の規制もないので、あえて費用をかけて実施する会社がまだ少ないのです。

 しかし、中には真面目な会社もあって、工事完了後、お引渡し前にちゃんとVOC濃度測定検査を行い、問題があれば改善してから引き渡している工務店もあります。みなさんには、そんな会社を選んでいただきたいと思います。もちろん、大吉建設のことです(微笑)。

  

 

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