お勉強の時間

クロス(壁紙)の時間

1) クロスのお手入れ

 ビニールクロスは、かたくしぼったタオルやスポンジ等でふきあげして下さい。中性洗剤の使用も可能です。紙クロスや布クロスの場合は、シミやメクレの原因になる為、やめて下さい。

 

2) クロスの耐用年数

 汚れ・メクレ 等、何も気にされない場合は20年でも30年でもそのままお使い下さい。外装と異なり何の実害もありません。
一般的には10数年での貼り替えを希望される方が多いようです。これぐらいのサイクルであれば、お客様がいらっしゃっても恥ずかしくない状態を維持できます。

 目に見える劣化としては、下地の状況や部屋の換気など諸条件にも影響を受けますが、3年から5年ぐらいでつなぎ目が目立ってくることがあります。ジョイント(つなぎ目)部分はクロスで1番弱いところなので、劣化も最初に起こります。

 

3) クロスの選び方

 おすすめは厚手のもので、突飛(または派手)でないものです。
 クロスは非常にデリケートな素材で、下地の状態によりつなぎ目がきれいに仕上がらなかったり、下地のちょっとした凹凸が目立ったりすることがあります。厚手のものは下地のアラを隠しやすいのです。
 突飛(派手)な柄は、選んだときは気に入っていても、あきると嫌になるのが早いものです。

<量産クロスと1000番クロスについて>

 量産クロスと1000番クロスの違いは、貼り上りを眼で見てはっきりわかるほどの差はありません。何が違うかと申しますと、繊維の「密度」が違います。例えば、布・織物などで糸の使用量が多いか、少ないか(どれだけ細かく織っているか)と同じ意味です。

 これは長持ちしやすいか、そうでないか、つまり耐久性に違いがでてきます。しかし、長持ちについては②で述べたように、下地の状況や部屋の換気等の諸条件に影響されるので、あくまでも同条件の上での話になります。
 又、1000番クロスは、色・柄・機能 等が豊富で選択の幅が広がります。

 

4) クロスのコーディネート

 部屋を落ち着いたイメージで仕上げたい時は、天井→壁→床 と色を上から下に濃くしていくと落ち着いた感じがでてきます。

部屋を派手な(にぎやかな)イメージで仕上げたい時は、反対色を使用するとにぎやかな感じがでてきます。

 

5) 下地について

 直接クロスを貼ることができないところ。
●ジュラクや綿壁 等 左官の塗り壁
●プリント合板 (木目の化粧合板)
●ジプトン  (虫食い天井)
 上記の場所にクロスを貼る場合、下地工事として薄いベニヤ板等を貼る必要があります。中には「直接貼っても大丈夫」という工務店・内装業者もいますが、これは仕上がり具合・数年後のメクレ等に対し無責任な態度であるという事ができます。


6) 貼り替えでよくでる症状について

 プラスターボードやベニヤの上に、初めてクロスを貼る場合は何の問題もないのですが、既存のクロスをめくって貼り変える場合は、下地にひっついて残ってしまうクロスの裏紙がくせものとなります。
 その裏紙が新しく貼るクロスののりの水分を吸収することにより、空気が入ったかのようにふくれたり、しわになったりします。しかし、これは障子紙に霧吹きで水分をふくますと、くしゃくしゃになるのと同じで、時間がたてば伸びてピーンと張り、このふくらみはなくなります。

 クロスの場合、完全に乾いてふくれがなくなるまで1~2週間はかかります(コンクリート下地の時はふくれなど強いことが多い)。まれに、そのふくれがそのまま残ることもあるますが、その場合は注射器でのりを入れて直すことができます。

 

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