私たちは現場のきれいさにこだわります。大げさですが、日本一を目指しています。その基準は、屋内では「裸足であがることのできる現場」、屋外では「(石などの)自然物以外、落ちていない現場」です。同業者や職人の中には、「そこまで必要ない」という方もいます。でも、私たちはこだわります。こだわるどころか、私たちの生命線だとすら思っています。
どうして「現場きれい」にこだわるのか。まず第一に、「現場をきれいにすることは職人の心をきれいにすること」だからです。昔から、腕のいい職人ほど現場をきれいにします。これは、腕がいいからきれいにするというよりも、むしろ、現場をきれいにすることによって、いい仕事がしやすくなるということです。私の親方も「足元が汚い大工にまともな仕事ができるやつはおらん!」というのが口癖でした。
最初、「なんでそこまで・・・と思っていた」と話す大工さんでも、「やってみたら気持ちがいい」「お施主様の前でも自信が持てる」「現場がきれいだといい仕事をしようと思う」と話すようになりました。そうなのです、現場をきれいにすることによって、職人は自分の心をきれいにするのです。心がきれいな職人の方が、そうでない職人よりもいい仕事をするのは当たり前です。きれいな現場にこだわるということは、いい仕事にこだわっているのです。
次に、世の中にお金を払って買うもので、汚い商品はありません。これも当たり前です。なぜ、高額な買い物である建築現場が汚くてよいのか。お施主様は工事中に何度も足を運ばれます。その度に汚い現場で、本当にお施主様は気分良く工事期間を過ごせるのか。私がお施主様なら、いつもきれいにしていて欲しいと思います。「最後に一回きれいにすればいい」という考え方では、お施主様に対して「忠」でもなければ、「誠」もないと思います。
実際に、私どものお施主様には、「知人が建てている他社の建築現場を見て、大吉さんのありがたみが本当にわかった」「私たちの家をこれほど大切にしてくれるんだと思うと胸が熱くなった」という言葉をくださった方もいらっしゃいます。そうなのです。「誰よりもお施主様自身が、一番、現場きれいを望んでいらっしゃる」のです。きれいな現場にこだわるということは、お施主様の満足度にこだわっているのです。
そして、最後に、現場をきれいにしようとすると、工程をしっかりと組み、発注や納品の段取りを適正にしないといけません。モノが多すぎると片付かないからです。必要なものを必要な時に納品することに集中すると、材料のムダやロスが減ります。つまり、現場管理者のスキルアップを果たし、本当にお施主様の貴重なご予算を、全くムダなく有効に使い切ることができる会社でないと現場きれいは達成できないのです。きれいな現場にこだわるということは、お施主様の予算をムダにしない管理にこだわるということなのです。
だから、私たちは現場きれいにこだわります。それがプロの誇りでもあるからです。
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