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レイのこと

レイは不思議な魅力があります。初対面でも多くの人に受け入れられて、友人みたいになることができます。社内では、誰もマネできません。

レイが面接にきた時、私は第一印象で「絶対に落としてやろう、時間もったいないし早く面接を終わらせよう」と思いました。暴走族のような服装で来て、髪の毛も金色ではりねずみのようになっていたからです(笑)。とても私と価値観を共有できるとは思えませんでした。

しかし、会ってすぐに「ご苦労様でした」もならず、少し会話をしていると、いいポイントで笑顔になるので頭の良さを感じました(実際、とても頭はいいと思います。ミーティングでも、いつも最初に話の落としどころに気付くのはレイです)。また、その笑顔に愛嬌があってかわいいところがあったので、「これは使い物になるかもしれん」と思い、気が変わりました。

「その髪の毛を直せるか」と聞くと「直せます」というので、即、採用しました。ところが、他社でも面接を受けており返事待ちで少し待って欲しいとのこと。私は採用や内定をだして、他社様と比較されて待たされたのは、この時が最初で最後です(苦笑)。思えばこれもレイらしい。

しばらくは、可も無く不可もなくといった勤務状況でしたが、俄然、私の認識を改めさせられたのは、その年の暮れです。一定の経験を積んで、見積もりに行かせるようになると、あれよあれよと仕事を取ってくるのです。それまでは、見積もりはほとんど私が行っていて、レイの先輩のきっしゃんにもまだあまり任せていなかったので、「これは拾い物をした。ようあの時、不採用にせんかったこっちゃ!」ととても嬉しかったことを覚えています。

事実、この時から、当社の営業方針は大きく変わり、どんどん社員にまかせて、私はアドバイザーのような立場で仕事をするケースが増えました。もともと、そうしたかったのですが、レイの存在が私に勇気を与え、したい方向転換に向かうことができました。ありがとう、レイの営業力が現体制のベースになったと思います。

しかし、残念ながら、その後の成長はあまり順調ではなく、2年ぐらいはモチベーションも下がっているような印象がありました。これは、密かな私の反省点なのですが、早く給料を上げすぎたのかもしれません。1年目に感じさせたハングリーさを、感じさせないようになってしまいました。私の目から見て、あきらかな伸び悩み時期に入っていて、正直なところ私としても接し方が難しくなっていました。

私は、奥さんにも「本来、もっと力を持ってるやつなんやけど・・・」と私の指導力不足を嘆きながら話したこともあります。

さすがに、2年ほど数字に満足できないと自覚もあったのか、今年は年初から少し様子が違うのでずいぶん安心しました。ずっと心配だったんです。1月には妻に「きっと、今年一番いいのはレイやで。今年はタイトルも取るで」と話しました。すると妻も、「うん、今年は去年までより元気で明るいと思ってた」と言います。さすが、と言っておきましょう。

それでも、私はまだ不満です。本来、持っている能力を生かしきっていないからです。私は、もし10の力を持っている人なら、12や13ぐらいの仕事に挑戦しないと成長はないと思います。レイはまだ、10の力のうち5ぐらいしか使っていない。要領よくやろうとする気持ちがあるので、捨て身になって仕事に打ち込むところまでいかない。常に余力を充分に残している印象です。

レイが「要領」とか「効率」とか「時間」とかを気にすることなく、1年打ち込んだら大化けできると思います。本当にそう思います。また、心からそうなって欲しいのです。野球で言うと、元阪神の新庄のようになって欲しくないのです。彼は、当時の吉田監督や野村監督から「潜在能力はイチローよりも上」とまで評価されていながら、結局、野球に打ち込めずに中途半端な選手で終わりました。レイは工務店のイチローになれる男なんです。

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こんにちは、吉信秀樹です。
昨日、「これは捨て置けん」と感じたことがあり、長女のひなちゃんの頬を力いっぱいぶちました。鉄拳制裁は日常茶飯事ですが、これだけきつかったのは初めてなので、ひなちゃんもショックを受けたようでした。私はゆっくり話しました。「ひなちゃん、痛かったやろう。でもな、とうちゃんはもっと痛いんやぞ!分かるか・・・」二人で泣きました。大人になっても覚えていて欲しいです。
では、またお会いしましょう!

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