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悪徳商法の時間

悪徳リフォームは2004年に大きな社会問題となって以降、大きく減少しましたが、2007年に底を打ち2008年より増加に転じ、現在でも増え続けています。2017年には2007年と比較して約5倍になっており驚くばかりです。

ちなみに「悪質リフォーム」とは、業者は善意であるが、知識やスキルが低く品質の低いリフォームになってしまうこと。「悪徳リフォーム」とは、悪意を持ってお客様に対し不利益なリフォームや低品質のリフォーム、または契約を強いることです。

私は本当に悪徳リフォーム業者に腹がたちます。必死な思いでリフォームにお金を使うお施主様に不道徳な営業をするのは許しがたいと思います。あこぎな事をして、一時的に金銭を得ても、それで幸せにはなれない!と声を大にして言いたい。いずれは、自然と消えていく存在であると思いますが、この世での居場所を早く無くしてしまうお手伝いがしたいと考えています。悪質もあかんけど、善意なだけにまだ救いがある。

ここでは、理解しやすいように、タイプ別に説明していきます。作り物などでない現実の話です。具体的な手口を紹介します。みなさん、悪徳業者にひっかからないように、心して読んで欲しいと思います。

悪徳業者の手口

点検商法

シロアリ・外壁・屋根・水道配管・耐震性など、「今なら無料で点検しますよ」というトークで、ある事ない事をでっちあげ、消費者の不安をむやみやたらと煽り立て、現状で全く必要のない工事をおしつける商法。

シロアリ業者では、シロアリを自分でつれてきていたり、蟻害の映像をあらかじめデジタルカメラに用意しておき、あたかもその家がシロアリ被害に遭っているかのように見せかけるやり方が多い。また、木造住宅の構造の知識もないのにもかかわらず、全く耐震補強にならない金物をすすめる業者が多い。有名なSという会社も、かなりひどい。

屋根業者では、「傷んでるように見えるから点検してあげる」と言って屋根にのぼり、自分で瓦を割って写真を撮る。実際にその教育を受けた人に聞いた話ですが、これも有名なTという会社では、営業マンは瓦の巧妙な割り方を教えられるそうです。

法をすすめる業者も多い。これは学生バイトなどしろうとでも対応できる簡易な工事であり、そもそも屋根工事についての技術のない業者が行う工事です。お客様も「葺き替えよりは安いかな」とつい騙されてしまいます。まったくムダな工事で高額です。「瓦をコーキングでとめる」というリフォームはやってはいけません。

公的団体騙り(かたり)商法

公的な団体を騙って訪問し、消費者に勘違いさせて契約をする商法です。例えば、水道局から水質検査を依頼されたと偽って、水質検査を行い、浄水器を販売したり、不要な配管工事をおしつけたりするケースが多いようです。

公的機関が、何の依頼も無い消費者宅へ突然訪問することは、通常ではありえません。公的機関の名前を聞いたら、安心するよりかえって疑ってかかるべきです。

御近所商法

屋根・外壁等、「いま近所でやっているから、足場・資材の移動など手間がはぶける分、安くしておくからいっしょにやらせて欲しい」といったトークで契約をせまるが、実は全く安くない工事を押し付けている商法。これは、本当に近所でやっていることもありますが、「どこまで捜しても、工事してなかった」という声も何度か聞きました。

工事の質に問題が多く、今までに最もクレームをたくさん聞いたタイプ。

見本工事商法

「目立つ場所で宣伝になる」「カタログに写真を掲載させてもらう」から安くしてあげる、などと言って契約をせまるが、実際は少しも安くない工事を契約させる商法。

これは見解によっては、セールストークととれるかもしれませんが、それは本当に安くて良質な工事が出来たらの話です。私の経験では、この手のトークは、高いか、工事が粗悪か、結局どちらかに落ち着くようです。

まとめ 悪徳業者の見分け方

悪徳業者はいくら隠そうとしても、自分の匂いを消すことが出来ません。表面から判断できることも、たくさんあります。

飛び込み営業の会社

本当にしっかりした会社は、飛び込み営業なんて必要がありません。飛び込みまた飛び込みで次々いかないと、リピートや紹介なんて望めない会社だからです。真面目にやっている会社は飛び込み営業なんてしません。

他府県等、遠くの会社

どうして遠くから、こんな所まで来るのか、理由を考えてみてください。近所で出来ない商売をしてるからです。近所ならすぐに、文句を言いに来られるような工事をしていると思ってあまり間違いはありません。トラブルになっても、簡単に逃げるためには遠くのほうが都合がいいのです。

普通に考えたら、会社の近くで営業したいはずです。「看板を見ることの出来ない業者は怖い」・・・忘れないでください。

マンションの一室等で営業してる会社

腰をすえて真面目にやっている会社が、マンションの一室にいる可能性がどれくらいあるでしょうか?全くないとは言いませんが、いつでも逃げることが出来る体制と認識しておく必要もあると思います。

不必要に返事を急がせる会社

たとえどんな理由をつけても、返事を急がせる会社は要注意です。それは冷静に判断されると困るやり方をしているからです。これまで、多くの方から相談を受けてきました。
「今日中に決めてくれ、と言われたんですけど」・・・全て無用な工事か、高い工事でした。

以上、「おかしいな」と思ったら、必ず誰かに相談してください。それが、優良な工務店や大工さんであれば、きっと適切なアドバイスをしてくれるでしょう。
又、上記4つに全てあてはまる会社は、考える余地無く、避けておいた方が良いでしょう。新築ではそんな会社に頼むことはないかと思いますが、ちょっとしたリフォームでも、それほど遠くなく所在が確認できる会社に自分から連絡して依頼する。それだけで、悪徳リフォーム業者にひっかかる可能性はかなり低くなると思います。

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