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リフォームの見積書の見方の時間

 リフォームの見積書は、その書き方である程度会社の考え方や性格がわかります。ご参考にしていただけると幸いです。

※「  」は別途という表現からわかること  

 よく「〇〇は別途」という但し書きがついた見積書があると思います。これは見積を作る側からすると、リフォームの場合はめくってみないとわからないという側面もありますし、その場合の金額も特定しにくいものですから、ある程度はやむを得ないというか必要悪であるとも言えます。

 でもお客様の立場から言うと、いたって不親切だと思います。その別途の工事が必要な可能性がどれぐらいあるのか、またその時にはいくらぐらい必要なのかということが全くわからないからです。ところが「〇〇は別途」を平気で書いてくる会社はそういうことに抵抗がないので、工事は終わってみたら最初の見積よりも少しぐらい高くなるのはよくあること、ぐらいの感覚でいらっしゃる可能性は高いので、工事が始まってからの見積金額の変更は普通にありえると考えておいたほうがいいかと思います。「〇〇は別途」と書かれていたら、充分に別途の内容や可能性を確認されることをおすすめします。

見積の単位に気を付ける

 見積の単位で工事についての習熟度と申しますか、現場管理の姿勢がわかります。何でもかんでも㎡という単位で見積を書いてくる会社もありますが、これは思いっきり営業会社と申しますか、あまり工事のことをご存じない、または関与しない会社に多いかと思います。

 例えば外壁塗装の塗料や左官の塗り壁など、原材料に形が無く、現場の形に合わせて決まった量を使うことができるものは㎡でかまいません。言い換えると現場の面積と原材料の使用量が比例する場合です。ところが、原材料に形があり、切って使って「そつ」(そつ・・・原材料のうち捨てないといけない無駄な部分、大工さんの言葉)が出る原材料は、使用する原材料の量で見積すべきです。施工面積と原材料の使用面積が比例しないからです。

 フローリングで例えると、たてよこ2.7mと3.6mで9.7㎡の6畳の部屋ではフローリングは3坪(3ケース)必要なのですが、これが少し狭い2.5mと3.4mで8.5㎡の6畳の部屋があるとして、必要なフローリングの量は同じ3坪なんです。工務店としては、むしろ狭い6畳のほうが、切って捨てるソツが増えてゴミ代が高くなり、コスト的には不利になります。するとこの場合、原材料の必用量は全く同じで、手間も同じ、逆にゴミは減るのに、㎡で見積をすると9.7㎡のフローリング工事の方が14%ほど高額になります。これっておかしいですよね。何でもかんでも㎡で見積をするというのはそういうことです。実情に合わない可能性があります。

 クロスでいうと㎡ではなくてメートルで計算すべきです。幅が92cmのクロスを何メートル使うかと言う計算です。例えば窓の形に合わせて面積が減っても、クロスを切って捨てるだけで、クロス使う量は変わらないわけです。

 実はフローリングもクロスも何㎡では発注できません。後で発注するときのためにも、原材料の使用量ベースで見積書を作るのは、工事の段どりがわかってる会社の基本的な心得です。

もう少し詳しく話してみました

 

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