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あかんものはあかん

当社は現在、大きなシステム変更にチャレンジしていますが、その最たるものは、当社の研修を定期的に受けない職人は現場に入れない、というものです。

この業界では、元請の現場監督が知らない職人が現場に入っていることなんて日常茶飯事です。下請業者が応援を呼んでくるからです。でも、本来これはおかしい!

会社として、お施主様に約束していることがあります。禁煙や現場の清掃、その他のマナー等です。でも、うちのことを知らない職人が、「手が足りないから」と呼ばれてやってくる。それでは、本当の意味でお施主様に対して責任が持てない、という考え方です。

職人が当社の現場に入るためには、まず「イニシャル研修会」2時間強に参加して、当社のルールを理解し、それを守る約束をしなければなりません。そして、「ダイヨシ職人登録証」が発行されます。

この登録証を維持するためには、毎月第二木曜日に開かれる「未来塾」に定期的に参加しなければなりません。もちろん、ただ集めて納得しているのではなく、業者や職人のレベルアップを図っています。

しかるに、昨日、ある業者さんから、「職人が腰を悪くして段取りが間に合わないので、未来塾には出ないが、応援の職人を使わせて欲しい」と要望がありました。

私は、正直なところ、彼を困らせたくはありませんでしたが、ここは腰をすえないといけないところだと思い、「NO」を伝えました。

「うちの考え方に共感してくれて、同じ方向でやってくれる職人さんとだけ仕事をすると決めました。一度決めた以上、これはうちの根幹になることなので妥協は出来ません。もし、それで、現場が遅れてお客様に迷惑がかかることがあっても、それは僕の責任として僕が頭を下げます。○○さんは、うちの未来塾に参加してやっていきたいという職人さんを段取りするのに全力を注いでください。ケツは僕がふきます。」

数日前にはこんなことがありました。朝、私が現場の清掃の指導に行くと、知らない職人がやってきました。先ほどの人とは別業種です。よく聞くと、うちのこともルールも何も知らずに応援にきている。

その場で名前を聞き、簡単に会社のことを説明しました。
「□□さんには本当に申し訳ないんですが、うちはそういう方針なので、この場で同意してもらえるならやっていただきたいのですが、そうでなかったら今日はお引取りください。□□さんが、何も悪くないのはよくわかっています。僕が反対の立場なら絶対に気分が悪い。それはよくわかってます。悪いのは親方なんやけど、それでも、うちはそう決めたんです。」

彼は「今日は帰ります」と言って帰りました。残念ですが、仕方がありません。

いまは過渡期なので、毎日が闘いです。でも、正しいと思ったからやることに決めました、やることに決めたから抵抗があっても妥協しません。

本来、私の前にこのような事象が現れる前に、社員のレベルで押さえが効かないといけません。なぜ、効いていないのか。それは、まだ一部社員の腹が固まっていないからです。理念よりも損得で考える社員がいるという意味です。私自身の指導力が問われるのはこれからです。

色々な批判もあるかと存じます。それは甘んじて全てうけます。私はただ、すごい工務店を創りたいだけなんです。

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こんにちは、吉信秀樹です。
最近、三女のななちゃんが「おとうさんとななちゃんはラブラブ♪」を連呼するようになりました。妻は三女だけはおとうさんっ子にならないと思っていたようですが、予断を許さなくなってきました(苦笑)。でも、そろそろひなちゃんが卒業かもしれませんね。
では、またお会いしましょう!

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