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2024.09.27
リフォーム満足度あれこれ
今朝、3000万円クラスのリノベーションが完成して、引っ越し後二週間のお客様のところにうかがってきました。実は私は完成してからまだ見てなかったんです。もともと工場のだだっ広い空間を居住スペースにフルリノベーションをしたのですが、設計から仕上がりまで実にいい出来栄えでした。担当してくれた小林くんについて「もう、こんなリフォームができるようになったんやな」といささかの感慨もありました。
お施主様としばらく談笑していたのですが、その満足度の高いこと、嬉しいやらありがたいやらで、この仕事の醍醐味を存分に味わいました。ありがとうございます。
小学生のお子さんには新居をリフォームしていることを内緒にしていてサプライズにすると聞いておりましたので、その首尾をうかがったところ、滅茶苦茶喜んでくれたそうです。大成功ですね。その様子を教えていただいて、私もとてもほのぼのとした幸せな気持ちにさせていただきました。本当にありがとうございます。
さて、会社に帰って担当の小林くんに「〇〇さん、すごく喜んでくださってたな、いいリフォームをしてくれてありがとう、よくやってくれた」と心からお礼を伝えました。
すると、小林くんは「『いいようにしといてください』ってほとんどお任せやったんでやりやすかったです」とのこと。そうか、そうやねんなあと深く感じるところがありました。
実は逆説的になりますが、あまりこまかいことにこだわらず、打ち合わせは大方針だけにしておいて、こまかいところは任せてくださるお客様は総じて満足度が高いような気がします。反対にご自身でしっかり考えて非常にこまかいことまで指定されてくるお客様は、意外に満足度が高くない印象です。「やっぱりこうしといたらよかった」とかいう言葉が耳に入ったりします。今回はリフォームですが、新築でも傾向は同じです。
誤解しないでくださいね。こまかい指定はしないほうがいいとか何でもかんでも任せろと申し上げている訳ではありません。当然、こだわりのあるところはどんどん言ってくださったらいいと思うんです。私どももお施主様のリクエストにはお応えしたいと思っています。
ただ私も30年以上この世界で生きてきました。特にこだわりのあるところ以外はあまりこまかいことを気にされない方のほうが建築工事の満足度は高まるというのは、一つの事実と言うか法則だと思われます。満足したいがためにこだわって考えるのに、人生って難しいですね。
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こんにちは、吉信秀樹です。
先日、14年乗ったアルファードを手放しました。車は他にもあるのでしばらくは次を買うつもりもなかったのですが、話の流れでまたアルファードを買おうということになりました。自動車価格の高騰に驚きました。浦島太郎の気分ですな。
では、またお会いしましょう!
カテゴリー: 人生論