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2018.05.02

耐震診断で評点が低い時

先日、耐震診断の結果をお持ちしました。残念ながら、厳しい数字で0.34でした。

耐震診断とは1.0で必要な強度をぎりぎりで満たしていることになります。つまり0.34とは必要な強度の34%ほどしかないという意味です。今回のお宅は数字にあらわれないプラスポイントも何点かあるのですが、やはり容易には受け入れにくい数字です。

これを1.0以上にまで持ってこようと思うと、大掛かりな耐震改修が必要です。もちろん不可能ではありませんが、費用が大きくなります。今回は一部のリフォームをお考えなので、その範囲内で補強できる提案をさせていただきましたが、それでも0.55にまでしかなりません。

「この補強に意味はありますか?」「焼け石に水といったことにはなりませんか?」とご質問をいただきました。当然です。普通に考えると、そういう疑問をお持ちになることはよくわかります。

しかし、私は「それでも意味はありますよ」と申し上げます。

ひょっとすると、0.34の家ではもたないが、0.55の家なら耐えうる地震に遭遇するかもしれません。また、将来的に、今回リフォームしない予定の場所をリフォームする時にそこでも耐震補強をするとトータルで1.0により近づきます。

断熱の改修工事でもそうなのですが、やはり一度にやろうとすると費用が大きくなりますので、場所によって何度かに分けて施工するのはよくある方法です。

たとえ1.0に届かなくても、その時リフォームする範囲で耐震補強をしておくことはぜひしておくべきだと思います。

0.8を1.0にしましょうという補強なら話は早いのですが、やはり0.3を0.5にしておきましょうというリフォームは少し受け入れにくいようです。気持ちがわかるだけに、おすすめするトークも難しい。

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こんにちは、吉信秀樹です。
今年のGWは子どもの親離れが加速していて、初めて少し淋しい感じです。まあ、のんびりさせてもらいましょうか(微笑)。
では、またお会いしましょう!

 

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