ここから本文です。
2025.05.02
鬼門ってほとんど気にされていないみたい
長らく新築のために土地を探されていた方が「このエリアでは予算が合わない」と中古住宅を探すことに方針を転換されました。そして私は今日、ご希望のエリアの中古住宅を探していたのですが、ご予算も含めてご要望にあてはまりそうなのが10数件ありました。
「これは、いけそうやな」と思いつつ、資料をまとめようとしていた時にご要望が追加されました。「鬼門が外れている物件がありがたいです」とのこと。さて、どんなものかなと一件一件確認していくと、それがどれもこれも鬼門に当たっているわけです。無事なのが10数件のうち、なんと1件だけ。正直なところ、あまり考えたことが無かったので驚きました。
鬼門とは東北の方角を指し、玄関や水廻りをそこに配置しないことをよしとします。実は南西を裏鬼門と言い、こちらも同様に玄関や水廻りの配置は敬遠されます。それによっておこる禍は鬼門と裏鬼門で異なります。少し詳しくしゃべってみました。
私は鬼門を大切にされるかたのことを否定はしません。それも一つの価値観だと思いますし、それによって安心して家を建てられるのならいいことだと思っています。でも特に鬼門のことを意識されていないかたから「鬼門は気にしたほうがいいですか?」と聞かれると、特に気にされなくてもいいんじゃないですかと答えます。鬼門を考えると、現実の間取りは絶対に何かが悪くなるからです。
しかし、それにしても中古住宅の検討にあたって、鬼門に当たるかどうかを続けて確認するのは初めての経験でしたので、予想外の結果で本当に驚きました。
でもよく考えると、南面にリビングなどいい部屋をもってきて、北面に水廻りがくるのはセオリーなので、東北に玄関や水廻りがこないように考えるというのはそもそも無理があるのかもしれませんね。
—————————————————————————————————————–
こんにちは、吉信秀樹です。
今日も埼玉の方から「ユーチューブを見た」と電磁波の相談で電話がありました。おい、ユーチューブ、遠くもいいけど奈良でももうちょっと頑張ってくれ(笑)
では、またお会いしましょう!