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2025.10.25
久し振りにお断りしました
私は昔から気分よくできない仕事はお断りすることがたまにありました。たまにですよ、あくまでも(微笑)。昔はタウンページや新聞の折り込みでチラシを打っていたりしたので、時には常識の無い方というか、無理をおっしゃる方があって、そんなときは「すいません」とお断りするようにしていました。
利益だけを考えたら我慢してすべきなのでしょうが、私は気分よく仕事をすることが一番大切なので、時には損になってもお断りすることがあります。以前は10数万円分も他では使えないような原材料を仕入れて明日から着工という時に足元を見て無理を言われたのが不愉快で、お断りしたことがあります。
「ほんまにええんか?」と聞かれて「かまいません」と一言。当時、全ての大工仕事を自分でしていた私は次の日から予定が無くなって遊んでた思い出があります。
近年は広告を打つことなく、リピートと紹介とネットだけでやっていますので、ややこしい方はずいぶん減りまして、いいお客様に恵まれて気分よく仕事をしておりました。
今回はリピートのお客様で、決して嫌な方じゃないのですが、どこかでお客様は何を言っても通ると思っていらっしゃるようなところが昔からあって、少しやりにくいところがある方ではありました。
ある住宅設備の部品の不具合で交換する見積もりをさせていただいて、金額もOKをもらって発注したのですが、もう品物が翌日に納品されるというタイミングになって「また調子がよくなったからキャンセルします」との一方的な連絡。
普通はこんな時でも「また動くようになったんですけど、キャンセルってできますか?」とか聞いてくださって、「いや、うちもメーカーに対してキャンセルできないんで、すいませんが物だけでも先のスペアぐらいのつもりで引き取っていただけませんか」といった会話になって、ご納得いただくのですが、今回はその旨をお伝えすると、「キャンセルできないのは納得できない」「そもそもちゃんと調査したのか」「信用してたから頼んだのに」とおっしゃいます。
ただ、「やっぱり、また動かなくなったから納得はしてないけど交換はしてください」とのこと。しかし、この流れで仕事をさせていただくのには抵抗があったので、「では品物は差し上げますから交換はすいませんが、他社様でお願いしてもらえませんか」とお伝えしました。納得してないけど頼むと言われても・・・。それで仕事してお金もらう根性ありません。仕事はお金のためだけにしてるのじゃないし。
結局、「受け取るわけにはいかない」ということで、私はおそらく使われることのない在庫をかかえることになりました。
すいません、あまり気分のいい話じゃないですよね。でも、長いことやってるとたまにはこんなこともあるんです。たまにはと言っても、たぶん10年以上ぶりです。私は決して気の難しい人間ではないと自分では思っています。でも、たまにスイッチが入ってやりたくない仕事があるんです。
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こんにちは、吉信秀樹です。
今日から待ちに待った日本シリーズです。下馬評では我がタイガースが有利と出ていますがどうでしょうか。熱戦を期待します(微笑)。
では、またお会いしましょう!




























